懐かしの大阪2部上場9870ハナテン物語

悪名高いビッグモーターにTOBされた上場会社の末路

株式会社ハナテンとは、かつて大阪府大阪市城東区に本社を置き、中古車の売買を行っていた大阪2部上場会社である。
ハナテンの語源は、放出という場所が会社発祥の地であり、標準語では「ほうしゅつ」と読むが大阪では「はなてん」と読むからである。

赤字無配ボロ株だった。2008年のリーマンショックの頃はハナテンの株価は腐れボロ糞株価50円台~100円台だった。継続疑義の真性ボロ株だった。

そのハナテンの株券を道端の馬糞を拾うように買い集めたのが非上場会社ビッグモーターだった。捨て値で買い集めでハナテンの筆頭株主となったのであった。

2015年12月15日期限のTOB、株価540円買付で残りのすべてのハナテン株券を買い取って、
2016年1月21日 堂々の上場廃止に持っていった。

ビッグモーターの経営哲学として、上場していると世間からいろいろ監視されるが、上場しないことで目立たなくなり銭儲けの為の悪事を行いやすかったということかもしれない。

ちなみに9870(苦は慣れ)ハナテンが上場していたとき、筆頭株主はビッグーモーター、大株主には三井住友海上、損保ジャパンが名を連ねている。ハナテン時代からすでに損保会社と組んで、持ちつ持たれつの悪事をやっていた可能性があるのかもしれない。

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