死刑廃止で拷問公認のロシア、拷問廃止で死刑公認の日本

あなたならどっちの国を選ぶか?究極の選択です。

死刑も恐いが、拷問も恐いですよ。

ロシアはソ連時代に世界最大最強の死刑執行国だった。
反革命の烙印を押して毎日1200人を死刑にしていた。
1947年までに恐ろしい件数の死刑が執行された。
その人数は数十万人とされており、歴史学者は60万人以上と考えている。
ソ連にあこがれて樺太からソ連入りした女優岡田 嘉子と演出家杉本良吉。
二人は1938年1月、警官隊を慰問する名目で国境線に向かい、厳冬の地吹雪の中、樺太国境を超えてソ連に亡命する。
しかし、ソ連はこの二人を日本から潜入したスパイという罪を着せ激しい拷問を加えた。辛抱たまらず岡田 嘉子はスパイだと自白し懲役10年の刑務所暮らし。杉本良吉は拷問の末に銃殺刑。
そのくらい共産党一党独裁国家は恐い場所です。
1962年以降のソ連では経済犯罪に対しても死刑が適用され、1962年から1990年までに2万4000人が銃殺刑に処された。

僕がソ連に行った頃は、ソビエト共産党独裁政権が一般大衆を強制収容所に連れて行き大量に死刑執行していたから、恐怖政治で治安は良かったわな。貨物列車に政治犯を詰め込んでシベリア強制収容所に送る光景を僕はシベリアの駅で目撃しました。

かく言う僕もソ連時代に、ソビエト構成国ベラルーシで治安維持法違反容疑で警察署に連行され、反革命罪を認めるように迫られた。僕は頑として罪を否認した。
もし認めたらシベリア収容所に連行され生きて故国に帰れないからです。
ただし僕は単なる日本人旅行者だったので殴る蹴るの拷問は受けませんでした。

ソ連が滅亡しロシア共和国に変わった。エリツインが大統領になった。
1996年にロシア共和国は欧州評議会への加盟し、死刑執行を停止した。
欧州では死刑は廃止されているからでありんす。

そのために、今回のモスクワコンサート会場襲撃ロシア人大量殺害事件のイスラム教徒容疑者たちに死刑執行はない!! その代わり、憎しみを込めて捜査機関が容疑者たち拷問を加えた。殴る蹴る、ハンマーで殴打する、耳を切り落とすの残虐な拷問を加え、それを誇らしげに官憲がロシア人民に見せつけた。恐い国ですよ。

日本国では、大東亜戦争に負けるまでは国家権力官憲が日本人民に対して死刑と拷問の両方を同時にやっていた。死刑になる前に、拷問で殺される日本人もいた。大杉栄とその妻がその例です。

日本がアメリカとの戦争に負けて、米軍が日本列島を支配するようになって以降、死刑はアメリカに倣って存続しているが、拷問は残虐すぎるとして禁止となった。

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