アントニオ猪木はなぜ金正日書記に好かれたか

人が嫌がる北朝鮮に志願で通ったアントニオ猪木。それはなぜ?

アントニオ猪木ほど北朝鮮に数多く行った男は古来稀です。
独裁者金正日書記にアントニオ猪木は好かれていて祝い事があるたびに北朝鮮に招待されていました。

プロレスラーのアントニオ猪木と金正日書記の接点はどこにあったのか?
それを小5分間のアドリブ自動書記で書いておきます。

僕も一度だけ独裁飢餓国家の北朝鮮とはどういう場所なのだろうと興味を持って行ったことがあります。日本とは国交がないので北京に行って北朝鮮大使館で許可証をもらって鴨緑江を渡るのです。

北朝鮮で経験したことをいろいろ投稿したことがありますがあまり書いたことがないことは、北朝鮮では力道山が死後何十年経っても英雄として人気があることです。
日本では今はあまり見ない力道山の晴れ姿の写真、ポスターを北朝鮮ではいろんな場所で見かけてビックリしました。

お酒のラベルも力道山でした。力道山は日本プロレス界の大スターでした。
大相撲からプロレスに転進した。敗戦国の日本人たちは力道山が白人プロレスラーを空手チョップで倒す姿に熱狂した。
力道山は日本人の代表、日本人の英雄だった。しかし事実は小説より奇なり。
力道山は北朝鮮人だったのです。

北朝鮮人は日本人と顔が似ていて区別がつきません。
ロシア帝国やソ連は沿海州に住んでいた北朝鮮人を「日本人に顔が似ている。日本人スパイと見分けがつかない」という理由で沿海州から全員追放して中央アジアの僻地に強制移住させた。

それくらいに北朝鮮人は日本人と顔が似ています。
北朝鮮は独裁専制警察国家であり、人民に自由がありません。
特に外国人旅行者は勝手に行動することが激しく禁止されています。見つかるとスパイ罪で収容所行きです。
でも僕は違法を承知で勝手気ままにピョンヤン市内を歩きました。北朝鮮の一般大衆は誰も僕が日本人だと気づきませんでした。そのくらい北朝鮮人と日本人は顔が似ているのでございます。

「力道山は日本人だ」と日本人が思い込んでいたのも無理ないのです。
北朝鮮では日本以上に力道山は人気があり、人民は今も力道山を尊敬しています。
これを覚えて隠岐魔性。北朝鮮に行ってこの眼で見て来たから間違いないです。

一方、アントニオ猪木は日本人ですが北朝鮮人以下の極貧の育ちです。
余りの貧しさのためにブラジル移民となって、農園で奴隷的な労働をやっていました。

たまたまブラジル遠征に行った力道山が立派な体をしている猪木を見出し弟子としてブラジルから連れ帰ったのでございます。
猪木は、奴隷のような暮らしから自分を解放し、日本に連れて帰ってくれた力道山に恩があるのでございます。

猪木は力道山から弟子として、はた目には虐待に見えるくらい厳しく鍛えられた。
そんな苦しい弟子時代でしたが、ブラジルの農園での奴隷労働よりましでした。

北朝鮮で力道山はヒーローです。したがって力道山の弟子のアントニオ猪木も北朝鮮では絶大なる人気があったのでございます。
なぜ故金正日書記(金正恩氏の父親)がアントニオ猪木を招待し、歓待していたか、読者の皆様はご理解いただけましたでしょうか?

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