クレディ・スイス銀行のAT1債を買うファンドがある

クレディ・スイス銀行のAT1債が最低1セントから7セント付近へ上昇

劣後債の一種、AT1債は銀行が倒産すると無価値になる。
クレディスイスは買収されて倒産しなかったのにクレディ・スイス銀行のAT1債2兆2千億円は無価値になった。

これは劣後債のルール違反であり、債券投資家がビックリした!
経営破綻前の会社の株券の価値が保証され、その会社が発行する債券の価値がなくなることは古来稀な事件なのです。
まず倒産によって株券が紙切れになってから債券が無価値になることがこれまでの証券界の常識だったのです。

◎東京に行って聞いた話だが、クレディ・スイス銀行のAT1債の約款に小さな字で「経営悪化のとき、政府、中央銀行から公的な資金の注入があったら、AT1債は無価値化されることがある」と書いてあったそうです。恐いですよ。

しかし、やはりルール違反だという思想があり、クレディ・スイス銀行のAT1債の無価値化反対の法廷闘争をやって収益獲得しようとするファンドがある。

彼らは無価値なはずのクレディ・スイス銀行のAT1債を買い集めている。
そういうわけで1セントから7セントに大暴騰したのです。
無価値の債券を買う発想は上場廃止内定株を買う発想に似ていると僕は妄想しました。

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