スラブ人内戦(ウクライナ戦争)和平の道のり、に思うこと殺し合いは1年で十分。今後はゼレンスキーの決断次第だ。

この戦争はヒトラーが世界征服を夢見て始めた第二次世界大戦とは違う。
プーチンは旧ソ連、旧ロシア帝国の領土を守ろうとしているだけで世界征服まで夢見ていない。その違いを認識しておくべき。

ウクライナは何百年間もソ連とロシア帝国に属していた。
日本人にとってウクライナ人とロシア人の区別はなかった。
そもそもロシアの発祥の地がウクライナのキエフ(キーウ)だ。
帝政ロシアの軍事部門はウクライナ人(コサック)が担っていた。

ソ連が崩壊したのち、スラブ人はベラルーシ(白ロシア)ウクライナ、ロシアの3つの国家に分かれたが、同じキリル文字を使い、同じ東方正教のキリスト教国だ。3国経済共同体でやっていく方針だった。

欧米側はベラルーシとウクライナをロシアから引き離す作戦に出た。
ベラルーシとウクライナではロシア寄りの政権を打倒すべく欧米勢力のデモが行われた。
ベラルーシのルカシェンコ大統領はロシア寄りの政治を墨守し、欧米勢力のデモを鎮圧し、国内の平和を守っている。

ウクライナのヤヌコビッチ大統領はデモ隊の鎮圧に失敗して2014年ロシアに亡命した。
欧米寄りの政権になったウクライナに対し、ロシアは怒って、元ロシア領でロシア人が住んでいたクリミヤ半島をロシアに編入した。

実は2014年からスラブ人内戦(ウクライナ戦争)は始まっている。
ウクライナという場所は何百年間もロシア領土だった土地なのでロシア人がたくさん住んでいる。ウクライナ人とロシア人の混血も多い。

ロシアがウクライナ地域が欧米勢力圏に入ることに激しく反発するのは歴史的な由来がある。プーチンが個人的野望で戦っているわけではない。
プーチンがドイツやフランスに戦車部隊で攻め込んだのならヒトラーと同じである。しかしプーチンはもともとソ連やロシア帝国の領土を保全しようとしているのである。

ウクライナ人は300年以上前にポーランドの支配下にあったこともあり西部のウクライナ人はロシア圏より西欧圏に属したい気持ちがある。
その気持ちも分からないではないが、どうしてもロシアと縁切りしたいなら独力でやるべきだ。日本人民の血税をあてにしてロシアとの戦争をやるのは考えが甘い。
ゼレンスキーは銭をくれくれと世界中におねだりしている。
他人の銭で戦争をやり続け、ウクライナ人、ロシア人が大量に死ぬことが果たして正義なのか?ゼレンスキーはアメリカの後押しで政権に付いたユダヤ人だ。ゼレンスキー政権の中枢はユダヤ人が占めている。
なんぼスラブ人が殺し合って死んで逝っても胸が痛まないのだろう。

スラブ人はドイツ人がやった以上にユダヤ人を差別し迫害してきた歴史がある。
その恨みがゼレンスキー政権の底流にあるのではないか?

自力で戦争できないウクライナが日本の銭をあてにして戦争拡大を画策することは、僕は変だと思っています。

2022年12月から2023年2月にかけてプーチンがウクライナ国境にロシア戦車部隊を並べて

「ロシアと縁を切ろうと言うのならロシア軍が攻め込むぞい!」

とブラフをかけたとき、自前で戦争する資金力がないウクライナは

「まあ、まあ、そう怒りなさんな。戦争するくらいなら頭をさげまっせ!悪い平和であっても、戦争よりましだからね」

と戦争を回避すればよかったと、僕は思います。ベラルーシみたいに。

ところが、単なるプーチンのブラフだと甘く見て「攻め込めるものなら、攻め込んでみろや!」

と相手にしなかった。そして戦争が2月24日に始まった。

もともとソ連に属した仲間だから、ウクライナもそこで我慢してベラルーシとともに平和に暮らしていればよかったのだ。

何百年間もロシアの領土だった地域ウクライナ、クリミヤから、ロシア人やロシア系を完全に駆逐追放しようというゼレンスキーの野望には無理があるのです。

ゼレンスキーは

「東部ドンバスだけでなく、クリミヤ半島も奪還するまで
 欧米日本の銭で徹底的に戦争をやり遂げる!」

とプロパガンダしている。それは戦争指導者として危険な思想です。
外交を通じて、妥協すべき点は妥協してスラブ人社会に平和を回復させることが急務です。

元ロシア領土だったウクライナを欧米に渡すかどうかはロシア人にとって死活問題であり、プーチン個人の問題ではない。

プーチンが単に世界征服の侵略戦争をやっているのならばロシア人から80%の支持率など得られない。
ウクライナ戦争はプーチンの独断なのではなく、ロシア人の総意でしょう。
仮にプーチン一人をアメリカ諜報機関がピンポイントで暗殺してもロシアは変わらない。
例えばメドベージェフがトップになって、さらにもっと強硬策を取るでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました