推理小説のような塩尻県議妻殺人事件 県議は嫌疑を否認

長野県県議の妻が1年2か月前の深夜に塩尻市の自宅事務所の金庫の前で殺されていた。
県議は議会中で長野市の議員宿舎に泊まっていた。
夕方から同僚議員と酒を飲んでいた。議員宿舎の職員も県議がその夜泊まっていたことを証言。県議にはアリバイがあった。

妻殺害現場には犯人のものらしき靴跡があった。
県議の靴とはサイズが違っていた。

県議は有名一流大学経済学部卒、温厚で礼儀正しい。やさしそうな風貌。
県議は総務員会の長野県警察担当委員長を務め、犯罪防止啓蒙活動の中心にいた。

テレビドラマ風に言えば、この県議はもっとも犯人らしくない。
しかしテレビ犯罪推理ドラマではもっとも犯人らしくない者が犯人だったりする。

県議が昨日、長野県警に逮捕された理由は犯行日の深夜に議院宿舎を抜け出し、車で塩尻市に向かっていたところを監視カメラの映像が捉えていたからだそうだ。

それだけでは犯行の証明にならない。だから逮捕まで1年2か月かかったのだろう。
他にもっと確定的な証拠を警察は掴んでいる可能性がある。

例えば、殺害現場の金庫の前には犯人のものとおぼしき靴跡が残されていた。県議とは靴のサイズが違っていた。
ここがミソである。県議が他に犯人がいるように偽装工作をしてわざとサイズの違う靴を履いて犯行に及んでいたとしたらどうだろう?

そのサイズの違う靴が、議員宿舎で見つかったとか、そのサイズの靴を県議が靴屋で買っていた場面が監視カメラに残っていたらどうだろう?まさに推理小説の世界です。事実は小説より奇なり。

いずれにせよ、監視カメラ社会になって、悪人が人殺しをやりにくくなりましたね。

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