独裁政権では優秀なNO2は消されてゆく

古来、独裁的組織では優秀なNO2は失脚してゆく。

これは古今東西の国家でも会社でも一般社会のなんらかの組織でも共通することでございます。

トップに立つ者はNO2が優秀であるほど警戒する。
寝首をかかれるのではないかと心配になりNO2は疎外されるものです。
NO2の地位の者がながらえようと思うなら馬鹿を演じて、己の意見を言わずNO1を安心させるという手を使わねばなりません。

毛沢東時代に劉少奇は国民を思って寛容な政治をやった。
毛沢東に向かって意見も言っていただろう。そして失脚した。
周恩来は頭がよかったから、時には馬鹿を演じて、晩年毛沢東が文化大革命を起こして社会を混乱させたときも文句ひとつ言わずに毛沢東礼賛をやっていた。だから最後まで生き延びた。

中国の現役首相であり、中国共産党ナンバー2である李克強は今年の10月の党大会で失脚した。
李克強の年齢67歳は習近平氏の69歳より2歳若い。
李克強は見た目も良いし、歯切れも良い。己の意見も言う。

経済は開放的、自由であるべきと言う哲学を持っている。
習近平氏の不動産バブル潰し国策には批判的であった。
共同富裕の名のもとに共産主義回帰の怪奇現象に批判的であったと僕は独断と偏見で霊視し、瞑想してます。

こういう優秀な男を野放しにしておくと永世皇帝の座を固めたい習近平氏はいつか足元をすくわれるかもしれない。それで早めに引退させたということでしょう。

次のNO2の首相の座は習近平氏子飼いのおとなしい無口な男が登用されるだろうと預言して隠岐魔性。それが歴史の常道なのでございます。

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