共産中国はヤクザの本場のようです。
日本でも中国でも任侠道という思想がありヤクザが国家権力の横暴から民衆を守る一面があった。
それでヤクザは日中とも存在しつづけたのです。
その一方、国家権力がヤクザと癒着する事例もあった。
日本でも戦前戦後は国家権力とヤクザが連携して労働組合のストライキをつぶしたりしてきました。
今では日本国はヤクザとは縁を切ってヤクザ弾圧を行っています。
中国ではヤクザ集団は「共産党好 社会主義好 愛党愛国」をスローガンにし中国共産党一党独裁に協力する形で勢力を拡大している。官憲とヤクザが協力しあえば、この世に恐い者なしです。
香港が共産主義化したとき、自由を求める香港市民たちを中国共産党支持のヤクザ集団が警察の黙認で殴っていましたよね。
僕が旧満州国の首都だった新京（今の長春）に単身で滞在したときヤクザが長春駅前の歩道の真ん中にいて、一般市民に「肩が触れた」と因縁をつけていた。
「まるで昔の日活映画の中のシーンみたいだな、あのヤクザを避けて通らないとヤバいな」
と思いました。
ところが事実は小説より奇なり。
僕の滑車付きの手提げバッグが、そのヤクザの足に当たってしまった。
ヤクザが「お前、俺の足に当たったな！」と僕に因縁をつけてきた。
恐かったですよ。カツアゲを恐れて一目散に走って逃げました。
「中国は共産主義国家なのに、なんでヤクザに因縁をつけられるのかな？」
と不思議に思いました。
僕は共産中国がヤクザの本場だとは知らなかったのです。
まっこと百聞は一見に如かずという中国のことわざの通りです。
そういえば中華民国臨時首都だった南京に行ったときもヤクザ経営のぼったくりバーに入ってしまって、大金を請求され５千円相当の人民元を置いて、走って逃げたことがあります。
ヤクザに追いかけられながら走るなんて、まるでテレビドラマのようでした。
蛇足ながら江蘇省のヤクザ幹部は高級車「メルセデス・マイバッハ」を保有。
そのナンバープレートは江蘇省の特別高級ナンバー「７７７７」だったそうです。
僕の車のナンバーも「７７７７」ですが僕は堅気の一般市民であるとだけ申し上げておきます。キッパリ
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