石井鐵工所暴落物語

2001年12月7日 241円-50円 出来高 4993千株
この値下がりと出来高は出まわる株券が増加したことを裏づけています
下げとまることなく、連日400万株できることは株券の量が増えているからでしょう
日ばかりもありますが、株券の総体が増えたのです
投売りした以上の出来高で、もとの225円まで下げるのは浮動株の量が、当初と異なり、これまでと違う石井鐵工所相場になったのです

石井鐵工所の大株主

第一生命 368(9.7)9.7
日本生命 368(9.7)9.7
富国生命 368(9.7)9.7
太陽生命 368(9.7)9.7
オリエントコーポレーション 310(8.2)8.2
住友銀行 189(5.0)5.0
富士銀行 189(5.0)5.0
石井宏治 79(2.1)2.1
野村証券 71(1.9)1.9
第一勧銀 70(1.8)1.8  万株単位

このうち生保4社の売りはないと申し上げてきた

住友銀行と富士銀行、第一勧銀は、石井鐵工所が住友と富士銀行と第一勧銀の大株主なので売らない
とくに、石井鐵工所の本社は富士銀行ビルのなかにあり、関係がふかいから富士は売らない
石井社長は社長だから売らない
野村は幹事証券だから売らない(はずだ)

消去法で売りを出すとしたらオリエントコーポレーションの310万株だ
8585オリエントコーポは経営不振で無配、借り入れ金2兆4500億円
石井鐵工所などとは借金の規模が違う
350円で売れれば、10億円ほどの金になる。

市場で売却すれば目立つから、解体屋(この場合どこかの証券会社)に市場外で時価より安くディスカウントして売却したとみる。
その株券を何社かの証券会社が孫受けして、10万株単位で市場で売ったり信用で売り建てて、取組を良くして株価を上げるように仕組んだのだろう。

お人好しにも、僕らはそんな売りぬけのお手伝いをしたことになる。
外資系証券会社などから10万株とか20万株とか切りのいい売りが出るので臭い感じはしていた。

その情報を掴んだ筋、証券会社関係者が自信を持って空売りし、意外に下がらずてこずっていたが、副司令官解任で石井鐵工所戦士が浮き足だったところへ思いきって売り崩してきた。浮動株増加のネタを握っていたから自信持って売って来た

毎週、金曜に買い上がると50万株くらい引け値で売って来たのも
①品渡しの株券を手持ちにしているから安心してつなぎ売りができた
②ついでに、空売りもしておいた。浮動株が増えることを知っていて恐くなかった。

こうして、証券会社、ならびに証券関係者(その道のプロ)は、石井鐵工所を売り崩して
①ディスカウントで場外で手に入れた石井鐵工所株券の売却で儲け
②別口で空売りを仕掛けて、買い戻して儲けた

                       

えげつない、えげつない、えげつない 個人投資家を食い物にしやがって・・・
僕は相場観には自信がありますが、前提となる浮動株実質300万株~400万株という数字が、知らないところで、浮動株600万株~700万株となっていては相場の読みも外れてしまいます。

売り方はプロで、半端な売り崩しではない、と何度も申し上げましたが
今日という今日は真相が、見えてきました
310万株のオリコの株券が出まわらなければ、ここまでの下げはありえないからです

あまりにも不自然な下げで、倒産するか、大株主が売らねばできるチャートではありませ
ん。
1週間で182円の下げなど、ふつうは石井鐵工所では有り得ません。
株価は売りの買い戻しもあり、下げるにしてももっとうねりながら下げるものです

そこで、今後の見とおしですが
浮動株が増えたといっても、最大700万株になったくらいで超小型貸借銘柄であることには変わりはありません
他の銘柄は何千万株、何億株の浮動株です

700万株くらいあったほうが、出来高がスムースにできて人気株になると前向きに考えましょう
それから、オリコの310万株がもし、全株つなぎ売りされていて品渡しされたとしても、東証売り残はほぼ、1対1 でまだ妙味があります
実際には場で、現物で売った株券もあるでしょうから、信用の取組は当分株不足がつづくでしょう

440円の頃に高値を取りに特攻しても、いつも売りに押されて金曜日、売り叩かれた謎が今日わかりました
巨大な力が売り方の背後にいるような予感はしたのですがここまで暴落してみないと、場外での玉の移動は僕らには分かりません

先週の金曜日に品渡しがない限り、石井鐵工所は下がらないと書いたら売り専管理人の小型好みさんから、草笛一流の警告だと、すかさず投稿が入りましたね
品渡しがないという前提が崩れ、オリコの株券が出まわったのです。
戦いの構図の前提が崩れていたのです。下げるはずだ。申し訳ありません。

オリコの株券がつなぎ売りという形を取ったにしても市場に出まわったことで下げの材料が分かりました。下げの材料出尽くしで、一転反騰すると信じたい

今週は、アメリカのエンロンが倒産すればエンロン関係の株だとデマを言われ青木建設が倒産すれば青木関係の会社だとデマを流されさんざんでした
なによりもデマにやられて石井鐵工所が倒産して下がるのが一番恐かった

こういう下げは、倒産か、倒産しそうな大株主が株を手放す場合にしか起こりません
幸か不幸か、倒産ではなく、大株主の株放出でした
オリコは倒産するといつも噂になっている 株価124円のローン会社です
石井鐵工所が倒産で下げているのではないと分かって、光明が見えました

石井鐵工所は倒産しない
倒産しないから、永遠に毎日下がることはない
下げの原因が分かったのだから、資力がまだあるなら下げたら勇気を持って買おう
でもお金がない人は無理して買わなくていいです。これ以上不幸を見たくない。

これだけボラの高い石井鐵工所を株好きは見逃さない
ボラは予告どおり大きくした。出来高も増やした
ただ、値段が下がりすぎた。
今度は上げでボラが大きくなって欲しいと心からそう思う

                   石井鐵工所暴落物語  完

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