昭和、平成の株式配当思想は、配当利回りと配当性向だけだった。
令和時代になって株主資本配当率という新しい思想が生まれた。
というのも・・・・・・・
配当を株価で割る配当利回りは、ファンダの悪い真性ボロ会社が
3円配当していたとして、糞会社であるがゆえに株価が二桁の
70円まで下がると配当利回りが4.28%と立派に見える。
しかし、実は見込みのない真性ボロ株で株価は二桁に下がっているわけで
配当利回りに目が眩んで、こんな糞会社の腐れ株券を買うと
あとで身も蓋もないことになる~~↓↓地獄を見末世~~~↓↓
配当性向も平均的に30%~40%である。
それでは配当性向が高いほど良いか?と言えば、沈滞したボロ会社が
たこ足配当をやって配当性向200%、300%もありうる。
配当性向の高さは決して買い材料と断定できない。
その点、株主資本配当率(DOE)は会社が保有する純資産(自己資本)
に対して、なんぼ配当をやっているかの比率です。
英語で書くとDividend on Equity Ratio(DOE)です。
Dividendの訳語は配当でありんす。
1株利益は毎期、変動があるので、配当性向30%堅持と言っても
1株利益が減れば、配当金も激減する。
一方、株主資本配当率Dividend on Equity Ratio(DOE)。
株主の本来の持分である株主資本から配当支払いをなんぼやるかの
比率だから、大きな変動はない!!
日本の企業は内部留保を貯め込み、なんぼ儲けても配当をケチってきた。
会社にいかに多くの資産、現金があっても配当をケチっている会社は
どうしようもない。多くの企業がたまたま赤字になると、膨大な資産を持っているのに、配当性向を理由にして無配にしてきた。
たまたま直近数期が赤字であっても過去に大儲けして資産が沢山あるのなら、株主に配当を行って報いるべきなのだ!!!
●一例として、5541太平洋金属という赤字無配ボロ株がある。
10株→1株株式併合の赤字無配ボロ株でした。
株価は1300円~1400円が地相場。
併合前で言えば100円台の腐れボロ糞汚物肥溜株価でTOB適格上場廃止がお似合い。
しかし5541太平洋金属にはプライム企業(しかも無借金経営)のプライドがあって
上場廃止したくない。それで配当性向30%主義を改め、
株主資本配当率4%方式を採用した!!!!!!!絶好調!!
つまり、この赤字無配ボロ会社は過去の栄光で貯め込んだ573億円の自己資本
そのうち現金預金221億円を利用して、2025年3月期
135円配当を実施することにした。1株資産3452円の4%相当です。
昨日の15時に株主資本配当率4%採用、135円配当実施を
発表するや、
5541太平洋金属は買い物殺到で15時30分にストップ高買い気配で終わった。
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