勝手に営業マンが、お客の口座の錢で株を買うことをダマテンと申します。
多分、支店の上司が寄付きで東レを思惑で10万株とか20万株買って(仕切り玉)上がれば、転売して大口の自分の客に利益を計上して置く。
あるケースでは、寄付きのあとA銘柄が下がったので、配下の営業マンにノルマとして一人につき1万株割り当てたのだろうと霊視します。
営業マンは客に奨めて販売しますが、下がっている銘柄を寄付きの高い価格で買わされるのですから、
お客が簡単にはイエスと言いません。しかしノルマは必達です!
大引けになってもノルマがどうしても達成できないときは大人しい寛容な客の口座に黙って仕切り玉を嵌め込むのです。
昔の証券界ではそんなことは日常茶飯事でした。
僕の鬼の上司(支店次長)は寄付きで低位株なら100万株買ってその仕切り玉を営業マンにノルマで一人5万株くらい割り当てていた。
そのノルマを達成できない営業マンには「お前のような無能な野郎は、昼飯を食う資格がない!!」
と昼飯抜きで客に電話させていました。そういう世界でした。
僕は昼飯が食いたいから前場でノルマを達成していました。
仕切り玉のノルマを達成したあとで初めて、自分が選んだ有望株を客に奨めることができたのでございます。昭和の昔話です。
昔は買付代金の1%の手数料が証券会社に転がりこんだ。
支店幹部は支店の営業成績を上げるために、寄付きに白紙伝票で仕切り買いをやって、営業マンにノルマとして嵌め込ませていました。確実に膨大な手数料が入ってくるからです。
今はネット時代になり、手数料が無料になり担当の営業マンもいませんから仕切り販売の嵌め込み行為はなくなったわけです。
そのかわり、先物やオプションや信用取引の敷居を低くして、素人客を誘い込み、保証金巻き上げビジネスで証券界は稼いでいる!
と僕は瞑想します。
保証金巻き上げビジネスで儲けるには定期的に無意味な大暴落を演出して素人さんを皆殺しにする必要性があります。
そういう背景を知っておいて・・・玄人相場師を自称する人は証券界の客殺しのたくらみを逆手に取って儲けなければなりません。キッパリ!
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